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浜松発!皆の愛がつまった期間限定のポテトチップス 

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午後3時にならなくても、うっかり食べてしまうおやつ。
間食を止めよう止めようと思っていても、手は自然に伸びてしまいますよね。
これから脱・間食、ダイエットを志す皆様に、おいしい浜松産のポテトチップスを紹介しますよ!(悪魔)

浜松市北区の、とある農家へやって来ました。

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▲ お、何か掘ってますね~!

容赦なく日差しが照りつける暑い昼下がりに、農作業をしているのは原田さん。
三方原の土地特有の赤土(=粘土質が少ない土)で、たっぷりの日差しを受けて育った、
ある物を掘り返しています。

原田さんが掘り返しているのは、三方原馬鈴薯(みかたはらばれいしょ)!
デンプン質が多く、コクがあり、食べるとホクホクして美味しいジャガイモです。

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▲ 掘り返したばかりの三方原馬鈴薯

「健康な畑で、健康な肥料を使い、無農薬で育てました。」と原田さん。
三方原の恵まれた土地で育ったこのジャガイモをポテトチップスに仕上げていきますよー。

収穫をしたジャガイモは間髪をいれず、新鮮な状態で出荷します。
4日以上置いてしまうと、糖度が増してしまい、美味しいポテトチップスにすることができません。

さて、出荷した先を見ていきましょう!

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▲ じゃがいもが工場にやってきました

三方原ポテトチップスを製造するのは、以前しずふぁん!!ライターが工場を見学したこともある松浦食品です。
収穫したばかりの三方原馬鈴薯の皮を剥いた後、人の手で丁寧に汚れを落とし、ジャガイモを選別します。

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▲ 機械でスライスし、でん粉を落としていきます

実を言うと、三方原馬鈴薯は加工に向かない、つまりポテトチップスには向かない食用芋です。
食用芋というのは、芋そのものに旨みがあります。
それを加工すると甘み成分が残るため、揚げるとこげてしまう等、扱いが難しいジャガイモです。

そのため、1つ1つの工程で、焦げているものや変に曲がっているもの等、
商品にできないものを多くの人の手で丁寧に取り除いていきます。

「美味しいけれども加工が難しいジャガイモ」で、なぜポテトチップスを作り上げようと思ったのか。

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▲ 工程を厳しくチェックする 松浦食品 代表取締役 松浦善広 さん

三方原ポテトチップス』を作ろうと提言したのは、地元の酒屋が集まって結成した、
遠州夢倶楽部(えんしゅうゆめくらぶ)。
お酒のツマミになるものを、また、浜松にしかないものを作ろうと結成された組織です。

「地元のものを使って、商品を作り上げたいという思いに賛同をしました。」と松浦さん。
「農家の方、製造工場の方、そして多くの人達の協力無しでは作り上げることはできませんでした。」
と遠州夢倶楽部事務局の木戸口さん。

地元への愛、地元の食材を使って作るという、こだわりがあったのですね。

さて、スライスされた三方原馬鈴薯が、大きな釜へ入りました。
いよいよバッチフライ方式(釜揚げ製法)で、じっくりと時間をかけて揚げていきます。

バッチフライ方式にすることによって、ジャガイモの風味を逃がさず、しっかりと揚げることができるのだそうです。

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▲ 揚げたて

スライスされた三方原馬鈴薯が揚がりました!

「揚がったポテトチップスは、静岡のあらしお株式会社の駿河湾の海洋深層水から取れた焼き塩を使って
味付けをしていきます。三方原馬鈴薯と拘りの塩で、シンプルながらも、まろやかな味になりますよ。」と松浦さん。

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▲ できたてポテチを試食

松浦さんが、できたてを試食させてくれました。
パリっといい音、そして心地よい歯応え。
普段買っているポテトチップスからは感じなかった、芋独特のやさしい風味がした後、
もっと食べたくなるような、程よい塩加減を味わうことができました。

これが目の前にあったら、間食の誘惑に耐えられないかもしれませんねー。

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▲ 私達が作っています!

揚がった後も袋詰めまでに、黒く焦げてはいないか等、選別作業は続きます。
計量を終え、やっとのことで自慢のポテトチップスが完成しました!

農家や工場、遠州夢倶楽部加盟店の方々、みんなで協力をし、商品として完成させた三方原ポテトチップス。
「ウマかったでしょ?」という松浦さんの言葉に、大きくうなずく納得の味です。


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▲ 遠州夢倶楽部加盟店 酒&FOODかとう(浜松市西区)の店主 加藤國昭さん

『三方原ポテトチップス』は、遠州夢倶楽部加盟店で買い求めることができます。
「学校が近いこともあってか、子連れのお母さんが来店して、子どものオヤツとして買っていきますねぇ。」と加藤さん。

地元で大人気のポテトチップスです。

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▲ 遠州夢倶楽部加盟店 酒のバオオ(浜松市北区)の店主、大塲(おおば)康之さん

「ふっくらしていて、おいしいポテトチップスですよ。」と大塲さん。

たまたま目の前に広がっていたジャガイモ畑から、地元名産の三方原馬鈴薯でポテトチップスを作ってみようと
考え、試しに作ってみたら、シンプルで美味しい。
そして、製造を考え始めたという『三方原ポテトチップス』。

「天候などによって収穫量が変わってしまう、計算できない原料を使っています。農家の皆さんが暑い中、頑張って
収穫してくれて、工場でも多くの人数を割いて、このポテトチップスは完成しています。手がかかりますが、子ども
と同じで、それだけ可愛いと思える商品です。そして、本当に皆さんの協力が無くてはできない商品でした。」
と、遠州夢倶楽部事務局の木戸口さん。

三方原ポテトチップスは、三方原馬鈴薯の収穫が終了次第、製造を終了します。
例年、5月末から8月初旬の期間限定で製造・販売されますので、お早目にお買い求めを!

地元名産のポテトチップスは、多くの地元を愛する人達で作られているお菓子でした。

 

※この記事は2013年8月に公開しました

松浦食品有限会社
所在地 : 静岡県榛原郡吉田町住吉1425-5

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連絡先 : 0548-32-0717
URL : http://www.matsuura-potato.com/

鈴代商店(遠州夢倶楽部事務局)』
所在地 : 静岡県浜松市北区細江町気賀676

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連絡先 : 053-523-1025
URL : http://www.suzudai.co.jp/index.html

酒&FOODかとう
所在地 : 静岡県浜松市西区神ヶ谷町7873-1

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連絡先 : 053-485-3536
URL : http://www.wht.mmtr.or.jp/~sakekato/

有限会社酒のバオオ
所在地 : 静岡県浜松市北区三方原町61-2

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連絡先 : 053-439-5877
URL : http://www.nb-n.co.jp/~baoo/

 

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