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小さなボディに大きなパワー!「スズキ・ジムニー」集う 

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乗り物大好きライターいなです。
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『スズキ株式会社(以下:スズキ)』が製造・販売するジムニーという4輪駆動の自動車があります。
小排気量でありながら、1970年の発売開始から40年以上たった今もなお、モデルチェンジを繰り返し、
多くのユーザーに愛されているジムニー。
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そんなジムニーの愛好家で構成されている日本ジムニークラブ(Jimny Club of Japan 以下:JCJ)が
毎年行っているジムニーカーニバルが、磐田市で開かれるという情報をキャッチ。
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磐田市の『竜洋海洋公園』へとやってきました。
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▲レース中の泥だらけのジムニー
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竜洋海洋公園のオートキャンプ場側の駐車場から歩いていると、
ヴォーン!ヴォーン!という音とともに大小様々なジムニーのレースが見えてきます。
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▲コースもぼこぼこ!車もどろどろ!
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排気量やカスタムの度合いなどでクラス分けされ、360cc~660ccまでの軽自動車のジムニー、
1,300ccのジムニーシエラや、ジムニーワイドが同時に走る2時間耐久レースです。
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※耐久レースとは – 決められた時間内の総走行距離を競うレース
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ジムニーは軽自動車という個人的イメージがあったので、あまりの迫力に圧倒されました。
未舗装のコースは時間とともにボコボコに。これもオフロードレースの醍醐味でしょう。
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▲悪路をものともしないジムニーは迫力満点
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土を跳ね上げ、フロントをピッチングして走る姿はとても軽自動車とは思えません。
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※ピッチング – 乗り物など、前後・左右・上下が決まっている物体が、左右を軸にして上下に回転すること
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▲レースに出ていないジムニー
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今回のジムニーカーニバルは日本全国のJCJメンバーだけで、遠い所で西は広島県、北は北海道から、
総勢450人以上が集まるそうです。
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▲JCJ:二階堂 裕 会長
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レースに見惚れてばかりもいられません、お仕事お仕事。
話を聞かせてもらう予定のJCJの二階堂会長を探さないと。
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運営テントで行先を聞くと
「二階堂さんならレースに参加していて、横転してリタイアしたから、その辺にいるんじゃないかな?」
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横転…?大丈夫なのかなと心配していると、コースの外からレースを見ている二階堂会長を発見。
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「横転したって、平気なんですか?」
「ジムニーはすごく頑丈だから、2~3回横転したって平気だよ。」と笑顔で話す二階堂会長。
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乗用車で横転なんてしようものなら、即廃車になってもおかしくないのに。
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▲記念プレートは第1回から毎年製作しています
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「ジムニーカーニバルは2013年で30回になります。
以前は富士本栖ハイランド(山梨県)でやっていたんだけど、そこが使えなくなってどうしようかなと考えていた時に、
磐田市から磐田でやってくれないかと依頼があって、2011年からはこの竜洋海洋公園で開催しています。
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というのも、磐田市はモータースポーツのまちとしての認知度が、あの有名な鈴鹿サーキットのある鈴鹿市に次いで、
全国で2位になったそうなんです。(地域ブランド調査2011)。
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以前はオフロード車というと、砂浜を荒らすとか、河川敷を荒らすなど、
悪いイメージを持たれやすかったけど、行政と良い関係が築けるというのは、素晴らしい事です。」と二階堂会長。
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磐田市にはスズキの磐田工場や竜洋テストコースがあることもあって、モータースポーツのイメージがあるようです。
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▲ご馳走になりながら、二階堂会長とツーショット
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ジムニーの一番の魅力を聞きました。
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「マルチパーパス(多目的)であること。公道を普通に走れて、ダートなどのオフロード走行も楽しめる。
色んな楽しみ方に合わせて改造する事もまた、楽しみのひとつ。
1人で用途に合わせて何台もジムニーを所有するっていうのも珍しくないよ。」
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中にはジムニーを置く土地をわざわざ購入して、1人で20台以上所有している人もいるそうです。
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▲株式会社タジマモーターコーポレーション:モンスター田嶋こと、田嶋 伸博 選手(以下:田嶋選手)
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この日、竜洋海洋公園では、「いわたモータースポーツ祭り」も同時開催されていて、
そのゲストとして、アジアを代表するドライバーであり、今なお現役のラリードライバーとして活躍中の、
田嶋選手が来ていました。
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磐田市には田嶋選手が会長を務めるタジマモーターコーポレーション R&Dセンターがあり、自社はもとより、
大手自動車メーカーからも研究開発を受託しています。
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※ラリーとは
決められた道路区間において、自動車で指定されたスピード・時間を達成できるように走り、
その誤差に応じて減点方式で順位を決める長距離競技。レースと異なる点は、完全に閉鎖されたサーキットではなく
一般的な公道や私道を用いて行うことと、レースのように速く走ることを競うものではないということ。
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▲デモ走行見たかったな
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あいにくの天気で、田嶋選手のラリーカーでのデモ走行は中止に。
他にもレーシングホイールメーカーとして有名な『エンケイ株式会社』のブースや、
『ヤマハ発動機株式会社』の2輪車ブースでのオフロードバイク体験会などもありました。
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今までオフロード車はあまりチェックしていませんでしたが、ダイナミックな走りは印象に強く残ります。
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軽自動車と侮っていたけど、ちょっと欲しいと思っちゃった…。
今度試乗してこようかな?
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※この記事は2013年11月に公開しました
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日本ジムニークラブ
URL:http://www.jcj.ne.jp/
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