お茶処静岡県のお茶屋さんは、今、とっても面白いのです!
「パパッと振って簡単に飲めるお茶がある」という情報を得た私ライターまるちゃんは、袋井市に行ってきました。
『株式会社 レッツ』
一見、お茶屋さん?と戸惑うかもしれないが、敷地の奥にはお茶工場を備えているお茶の店だ。
早速、訪問してみましょう。
中安知己(なかやすともみ)さん
「商社を退職して地元袋井市に戻り、袋井から発信できるものを探している時、
お茶をやってみないかと誘われ、お茶作りを始めました。
新しいものを作りだしたいという想いから、ティーバックやギフト品・業務用商品の製造販売を始めました。
15年前から粉末茶を手掛けるようになりました。 」と中安さん。
粉末茶の種類も豊富です
「当社では、15年前から粉末茶を扱っていましたが、水で淹れても美味しい粉末茶の開発を3年前に始めました。
水の中での浮遊時間を長くする為、気流粉砕を使うことにより、従来の粉末茶(100~150ミクロン)よりも細かな
25~50ミクロンの微粒化に成功しました。
微粉末にするとお茶の味もよく判ります。使用する茶葉も有機栽培のものにこだわっています。
繊維質や煎茶では溶けださないビタミン類も摂取できるメリットがあります。」と中安さん。
振出容器
微粉末茶の開発に伴い、振出容器の開発も同時に行った。
構造などを工夫して、1回振れば湯飲み1杯(180cc)の微粉末茶の最適量0.8gが出るようにした。
平成24年2月には、振出容器の実用新案特許が認められた。
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振出の実演
振出容器を横に2~3回振ると、容器の横に付いている振出口の底に適量が溜まる。
容器を逆さまにすることで、1回分の適量が出てくる仕組みとなっている。
中安さんは「この容器の目的は粉末茶ですが、他の用途にも使いたいと問い合わせがあります。」と教えてくれた。
粉末茶は詰まることはありませんが、もし詰まってしまった時には容器の側面にあるスティックを引っ張って
パチンとはじいてください。
スティックがはじかれた衝撃で入り口部分に詰まった粉末茶が落ちるため、簡単に直せます。
パパッと一振り
私も振ってみました。
スプーンを使わずパパッと一振りで適量が出てくるので、どこでも使えて便利だ。
「女性よりも男性の方が良く買ってくれてます。オフィスなどでお茶くみが無くなってきたので、
男性がお茶を飲みたいとき直ぐに飲めるからでしょう。」と中安さんが教えてくれた。
色も綺麗だ
ほんのりと甘く、お茶の味がよくわかります。
「僕は、マグカップに2振りして、濃いめで飲んでます。」と中安さん。
お土産用も開発
「土産用も開発して、富士山静岡空港の土産物売り場や飲食店にも広めたい。私はもっとお茶を科学したいです。
お茶の消費が減少しているので手軽に飲んでいただける様にしたい。」と中安さん。
粉末茶の量を間違えたり、こぼしてしまう失敗がなくなるので、手軽にお茶を楽しむ事が出来ますね。
中安さんが次に考えるのは何か!楽しみが増えた。
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。※この記事は2013年4月に公開しました。
『株式会社 レッツ』
所在地:袋井市梅山2758-1
TEL:0538-23-6254
HP: https://www.ochanomise.com/
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