はじめまして。しずふぁん!!ライターの いなです。
今回は取材の練習を兼ねて一万歩漂流記よろしく磐田市へやって参りました。
私生まれは磐田市なのですが、生まれて早々に静岡県を離れてしまった為
出生の地である磐田市へいつかは行ってみたいと常々考えていました。
それがまさか、お仕事として赴く事になるとは、浅からぬ縁を感じずにはいられません。
では、私のライター人生第一歩行ってきます♪
▲ブルーの照明看板が美しい磐田駅
さすがはジュビロ磐田のホームタウン。駅に着いてすぐジュビロ一色なイメージです。
▲ジュビロ磐田マスコットキャラクター「ジュビロくん」
ジュビロくんのお出迎え。
写真には写っていませんが、自動販売機までジュビロです!
ここまで徹底されているとサッカーに興味が無い人でも魅せられるのではないでしょうか?圧巻です。
さて駅を出たはいいのですが
実は下調べもそこそこにここまで来てしまったため、どこを目指せばいいのか困惑しております・・・
とりあえず目標を決めてしまわなければ。
っと、目に止まったのは観光協会の4文字。
入口では磐田市のマスコットキャラクター『しっぺい』のポスターがお出迎えしてくれます。
慣れない土地で救いの神現る!
助けてしっぺーい!
神様じゃなくて女神様がいらっしゃいました!
観光協会のスタッフさん、素晴らしい笑顔での解説、本当にありがとうございました。
『矢奈比賣神社(やなひめじんじゃ)』の『つつじ公園』をすすめられ、目的地も決まったところで。
▲万歩計にもなる最近のケータイ
じゃじゃん!万歩計です。私はiphoneのアプリで対応したいと思います。
すでに100歩以上カウントされているのはご愛嬌です。
さあ目指せ10,000歩。目指せつつじ公園!
まずはジュビロード(天平通り)を道なりにまっすぐ北上いたします。
すると歩いて5分程で見慣れない文字が。『遠江国分寺跡(とおとうみこくぶんじあと)』
▲史跡には要所要所に案内板が立っています
標識に従って歩いているとすぐ磐田市役所の西館が見えてくるのですが、目的の史跡はその裏手にありました。
現在は礎石しか残っておらず、特に厳重に保護されているというわけでもなく、
誰でも気軽に足を運べる公園として市民の憩いの場になっていました。
散歩している人もいれば、丁度お昼休みどきということもあってキャッチボールをされている方も。
史跡と聞くと近寄りがたいイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、
磐田市の史跡は市民の近くにあって、親しみやすい印象を受けました。
▲大きな鳥居…スケールがすごい!
また、『遠江国分寺跡』と車道を挟んで向かい側には、『府八幡宮(ふはちまんぐう)』の鳥居が見えます。
自然林に恵まれた4万平方メートルにも及ぶ敷地は
静岡県の『お宮の森お寺の森100選 ふるさとの自然』 に選ばれています。
こういう歴史の重みの中にある風情は現代社会でハイテクに囲まれて生きていると新鮮に感じます。
▲どこかで見た事ある方も多いのではないのでしょうか?
鳥居をくぐり歩を進めると、県の文化財に指定されている『楼門(ろうもん)』が。
私のつたない写真で伝わるでしょうか、この重厚感!大きい!パワフルかつ繊細!
思わず見惚れてしまいました。
▲寺社の荘厳で雄大なたたずまいには思わず息をのんでしまいます
お社もまた荘厳で美しい・・・
建造物もさることながら、グルりと神社を取り囲む自然林がまた壮観です。
針葉樹と広葉樹が立ち並び、木々の間からの木漏れ日もやわらかな風も、何もかもが
あらゆる角度から心をくすぐります。
ただ歩いているだけでも、一時の疲れを忘れてこの空気に浸らせてくれる。
意図して造られたのかどうかはわかりませんが、特別な空間にいる贅沢。
なんどでも足を運びたくなるスポットでした。
さて、いつまでも同じ場所にとどまっているわけにもいきません、
時間は、刻一刻と過ぎていきます。
目的地である『つつじ公園』目指して、再び歩きはじめます。
▲木造の洋館も風情があって良いですね
途中、神社やお寺など和風の史跡が多い中で突如として現れた洋館。
こちらは『旧見付学校(きゅうみつけがっこう)』
現存する最古の木造擬洋風小学校校舎だそうで明治8年に建てられたものだそうです。
中の見学も無料ということでまたまた興味を惹かれたいなでしたが、今回は時間の都合で保留・・・
くぅ・・・入りたかった!
次、磐田に来ることがあれば必ず訪れようと思います。
▲つつじ公園まで500m
出発から1時間半ほど経ち、少しずつ影も伸び始めた頃、旧見付学校から見付宿場通りを東へ向かうと、ついに見えてきました。
ようし、目的地まであと少し!
▲磐田の寺社にはとにかく大きいものが多いですね
これまた壮大なスケールの鳥居をくぐるとそこはもう 『矢奈比賣神社(見付天神)』です
見付天神といえば、国指定重要無形民俗文化財の
『見付天神裸祭(みつけてんじんはだかまつり)』を忘れてはいけません。
こちらも是非参加したいお祭りですね。
▲りりしい顔つきの悉平太郎
そして磐田市のマスコットキャラクター『しっぺい』のモデルにもなった『悉平太郎(しっぺいたろう)像』
猿神退治のお話をみると、太郎は犬ではなく狼だそうです。
余談ですが、狼は大神(おおかみ)とも呼ばれ神聖視されることがままありますね。
悉平太郎は、雲一つ無い青空を雄々(おお)しく見上げています。
▲平日ということもあり、さすがに歩いている人はまばらです
悉平太郎像を過ぎ、次に見えてくるのは
『矢奈比賣神社』のお社です。ここには菅原道真(すがわらのみちざね)公が祀られているそうです。
私の育った鹿児島県には『菅原神社(すがわらじんじゃ)』 といって、
やはり菅原道真公を祀った学問の神社があります。
磐田市を訪れたことは偶然では無い気がしてなりません!
道真公は、私にしずふぁん!!で頑張れとおっしゃっているのですね。
全身全霊頑張りたいと思います!
お賽銭10円でごめんなさい。
▲是非ツツジで覆われたつつじ公園も見てみたい
さらに奥に進むと、やや小さめの鳥居がある『つつじ公園』があります。目的地到着です!
当然ですが、ツツジの季節では無いためツツジの花は見ることは出来ませんでしたが
もう少ししたら、この緑が一面ツツジのピンクで覆われます。
▲しっぺい太郎と2ショット
悉平太郎、また来るよ!
さて、最後に万歩計を・・・
いや忘れてなんていないですよ、ちゃんと意識していましたとも!
▲足が痛いです…運動不足ですね
機会があったらなどと言わず、
是非機会を作って、本当に大切な人と一緒にまた訪れたいと思える町でした。
皆さんも歴史と人情に溢れる磐田市を是非その足で歩いてみてはいかがでしょうか?
きっと素敵な出会いがあなたを待っていることでしょう。
、
※この記事は2013年4月に公開されました。
『磐田市観光協会』<お問い合わせ>
所在地:磐田市中泉581-1(JR磐田駅北口) 磐田市観光協会
TEL:0538-33-1222
営業時間:9:00~18:00
休館日:月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合はその翌日。12/29~1/3)
URL:http://www.kanko-iwata.jp/